不耐性検査レポート＆使用ガイド

以前、KAMIRALのロゴでご依頼いただいたFINETUNING様より、
不耐性検査のレポート・案内パンフレットのご相談をいただきました。
検査キットでは、いろいろなジャンル（食品、貴金属、添加物など）の「不耐性」を発見することができ、
サービスモデルとしてはアレルギー検査に近いもののようです。
個人の方が気軽に日常で検査できるようなキットと検査のサービスを展開される予定とのことで、
その結果レポートや検査キットの説明パンフレットをデザインして欲しい、とのご依頼でした。

ご依頼背景

不耐性とは・・？アレルギー検査や遺伝子検査とは違うの・・・？
ちょっと難しそう。というのが第一印象だったのですが、
まさにその難しい印象をできるだけ「分かりやすく伝える」ということが今回のメインテーマとのこと。
デザインがとても重要になってくるとのこと！
個人的に難しいものを分かりやすくするデザインは、
デザインの効果がわかりやすいのでやりがいがあるのでとても嬉しいお声がけでした。

クライアントさまのご希望

という内容でした。他にも、参考デザインやイメージされている世界観など、
ヒントになる情報を具体的に資料化いただいていたので、とっても進めやすく助かりました。

デザイン計画

（１）プロのイラストレーターさんとご一緒させていただくことに

ご今回、難しいことを分かりやすく、が最大のテーマだったので、
オリジナルイラストのタッチにこだわることは必須だと思い、今回のトーンに合うようなイラストレーターさんを探すことに。
以前からSNSで拝見していた北川ともあきさんにお願いできることになりました！
シンプルかつ親しみがあり、癖のない人物イラストを描かれる方で、クライアントさまにご提案したところ
イメージぴったりとのことで、ご依頼させていただくことになりました！

（２）少し印象の違う２パターンを準備する

親しみやすいとは言っても、体に関わる検査なので遊びすぎても信頼感が少なくなってしまう、
そんな微妙な塩梅が大事なデザインだと思ったので、
playfulで親しみを重視したものと、誠実で安心感のあるフォーマルなもの、
どちらもご提案させていただくことにしました。

デザインの制作

今回は、まずベースとなる1枚目のデザインを、2案に絞ってご提案しました。

プレイフルで親しみやすいA案

誠実で信頼感のあるB案

クこの２案をベースとしてご提案させていただいたところ、
B案の方を基本に進めていくことになりました！
初稿の時点で北川さんにもイラストを描いていただき、ほぼ完成の状態でご覧いただくことで、
まずはベースのデザインを確定していきます。

レポートデザインの完成！

B案をベースに、いただいた情報を整理してレポートの形に落とし込んでいきます。
実際はここにレポート結果を反映して、お客様に送られるサービスになるので
今回はアウトライン化されていないIllustratorの文字編集可能なデータでご納品しました。
最初に要件をお聞きできていたので、フォントも有料のものなどは使用せず、Adobeで使えるもののみで構成しています。

利用ガイドのデザインも一緒に制作

検査をするにあたって、検査キットを郵送されるのですが、そこに同梱する使用ガイドも制作させていただけることに！

北川さんのイラストが全体を親しみやすく、そしてとってもわかりやすくしてくれています。
今回、多くのイラストを描いていただきましたが、タイトなスケジュールにも関わらず
とても丁寧に、そして修正なども柔軟に対応してくださりました。
本当にありがとうございました。
デザインしていて常日頃から感じていますが、本当にイラストレーターさんのお力は偉大です・・！